2004年4月1日現在
■中国おもちゃ工場見聞録
情報提供:
(ネコ・パブリッシング刊)
このコーナーでは、「鉄道おもちゃ」第6号に掲載の特集記事をピックアップし紹介しております。今回は「鉄道おもちゃ File No.006」特別付録の鉄道おもちゃ限定“GO!GO!鉄道”113系横須賀線仕様の製造過程を紹介。高品質な「食玩」で今話題の中国製玩具がどのように作られるのか?メーカーさんのご協力により、初の海外取材を行いました。
2003年12月発売「鉄道おもちゃ」006号掲載記事より抜粋。
1●工場全景
中国南部の経済特区にある工場。付近にはこのような工場が多く、これだけ立派な工場でも、この辺りではまだ小規模な方だとか。
2●原型製作
プラスティック製品を生産するには、樹脂を流し込む「金型」が必要となる。それを作るのに必要な「原型」と呼ばれるものを粘土などで製作する。
3●金型製作(1)
完成した原型を銅に置き換えたものを電極にして、金型となる鉄のブロックに放電加工をして削る。
4●金型製作(2)
機械で削られた金型も、細部の彫刻や仕上げをするのは手作業となる。
5●金型製作(3)
成型される品物の表面に傷や荒れが出ない様に、金型表面を綺麗に磨き上げる。成型された品物の品質に関わることなので重要な作業だ。
6●成型
注型器に金型をセットし、樹脂を流し込んで成型。L字形の部分は樹脂の通り道(一般にランナーと呼ばれる)である。
7●車体の完成
成型された車体と樹脂粒。この粒を溶かし、金型に流し込むと成型品が完成する。身の回りにあるどのプラスティック製品もこのように作られているのだ。
8●塗装(1)
いよいよ車体の塗装に入る。前面、側面と、塗装面ごとに分担して作業する。
9●塗装(2)
青が入りすっかり横須賀線色に仕上がった車体が乾燥したら、今度は屋根のグレーを塗装する。塗り分けには「マスク」という銅板をくり抜いたものを車体に当て、塗料を吹き付けると、必要部分だけに塗り分けられるという寸法。
10●仕上げ
一通りの塗装の終わった車体をチェックし、細筆で細部の修正を行う。
11●組み立て
塗装作業が終わったらいよいよ組み立て作業だ。ベルトコンベアに流れてくる品物を、各工程の担当が組み立てていくいわゆる「流れ作業」だ。
12●台車・動力の組み立て
ゼンマイ式の動力ユニットと台車を車体に組み込んでいく。
13●試験走行
完成した車両を試運転する。どんなレールの組み合わせでも走行できる様に、レールはぐにゃぐにゃに組まれているのがわかる。
14●梱包作業(車両)
全てのチェックを通過して完成した車両は、梱包のため動力車とトレーラー車との組み合わせで梱包される。
15●梱包作業(レール)
車両とは別工程で製造されたレールを4本ごとにセロテープでまとめる。これが2個で8本セットとなるわけだ。
16●梱包作業(段ボール)
車両、レールを一つの袋にまとめたものを段ボールに詰めていく。これでー連の作業は終了だ。
17●完成
こうして付録の“GO!GO!鉄道”113系横須賀線仕様が製造され、全国の読者のお手元に届いたわけですが、いかがでしたか?普段見ることのできない玩具の製造過程。実はこれだけの人数、工程、手間がかかっていたのです。
さらに詳しく知りたい方は、「鉄道おもちゃ No.006」内記事をぜひご覧下さい。
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